こんにちは。
「就労証明書って、どう書けばいいの?」と悩みながら、
収入ゼロでも保育園を継続できたママ、ゆりんです。
このブログに目を通してくださっているということは、
きっと今、自営業やフリーランスを検討している段階、またはなりたてで働きながら、
「本当に書類だけで保育園って通るのかな?」「ずるいって思われてない?」
そんな不安と向き合っているのではないでしょうか?
人によっては、開業届はもう提出済み。
でも、「就労証明書」や「審査」ってなると、
・実績がない
・収入もまだほとんどない
・学習が中心で“仕事”といえるか微妙…
と、自分の働き方をどう見せたらいいのか、モヤモヤしているかもしれません。
私も実際、「こんな状態で堂々と就労証明書なんて出していいの?」と、
めちゃくちゃ悩みました。
でも調べていくうちにわかったのは、働き方そのものよりも「伝え方」の工夫が大事だということです。
だからこそ、この記事では
✅ 自営業ママが“ずるい”と思われがちな背景と、その乗り越え方
✅ 収入ゼロ・実績ほぼナシでも「信頼される」就労証明書の書き方
✅ 実際に私が書類づくりや相談でやってよかったこと
をリアルな体験ベースで、丁寧にお伝えしていきます◎
“ずるい”なんて言葉に負けず、
あなたのがんばりがちゃんと伝わるように。
このブログが、少しでもあなたの安心材料になりますように🍀
「ずるい」と言われる背景と就労証明書に必要な信頼

自営業のママとして働いていると、「ずるい」と思われる場面が少なくありません。
実際に「時間に余裕があっていいね」など、周囲からはうらやましがられることもあります。しかしその反面、その言葉が「本当に働いているの?」という疑問を持たれている気がして、心に突き刺さる場面もあります。
特に、急病時などで「自営業だからすぐに迎えに来れるでしょ?」という言葉をかけられた時には、在宅勤務というだけで「楽している」と捉えられてしまうっていることを目の当たりにしました。そして、やはり自営業への理解にはかなり偏見があるということも思い知らされました。
だからこそ、この偏見を少しでも減らすためには、やはり自分がどれだけ真剣に働いているのかを、書類でしっかりと伝えていく必要があると思っています。
就労証明書はたった1枚の紙ではありますが、自営業者にとっては、自分の仕事に対する本気度を示す重要な書類です。
この後の章では、就労証明書をどのように書けば信頼が得られやすいか
体験をふまえて、具体的に解説していきますのでご興味のある方はぜひご覧ください👇
駆け出しの自営業者が就労証明書で伝えるべき要素

駆け出しの時期に直面する悩みの一つが、就労証明書の記入です。
収入が不安定な状況で、どこまで自分が「働いている」として認められるのか、
悩むことも多いはず。
特に自営業は勤務時間や内容を証明するのが難しいため、どのように伝えるかがとても重要です。
まずは、就労証明書で特に重要と思った項目について、伝え方のコツや例をお話ししていきます。
勤務日数・時間の欄には「継続性」を意識
私は駆け出しフリーランスとして、就労証明書に「勤務日数」を記入する際、30日と記載しました。
これは、まだ収入が安定していない状況で、休みなく毎日働いているという姿勢を伝えたかったからです。
実際、当初はまだ収入には結びついておらず、休日も関係なく毎日勉強をしてました。そのため書類には、学習時間も含め「土・日も22時から24時まで」の時間を記載しました。
これは、私のように必ず毎日時間をとっていることを書かなければいけないというわけではなく、
しっかりと「継続的に」仕事として時間を費やしていることを意識して伝えることがポイントです!
仕事内容・業務内容はリアルに
就労証明書に記載する仕事内容は、抽象的ではなく、できるだけリアルに自分の業務内容を記載することが重要です。
例えば…クラウドソーシングサイトで受けた案件の内容をそのまま書くでもOK
・SEOライター
・LP作成
・SNS運用代行 など
これにより、今自分がどのような仕事に取り組んでいるのか聞かれた時も、
すぐに返答でき伝わりやすいと考えます。
それに加え、詳しく聞かれた際には今後の方向性なども語れると、「この人は仕事に本気で取り組んでいるんだな」と熱意が伝わり、自営業として疑われることはないかと思います。
学習時間は「勤務日数や勤務時間」に入るのか
自営業をしていると、収入に直結しない「学習時間」や「準備時間」をどこまで「勤務時間」としてカウントするべきか、悩んでしまうこともありますよね。
私も最初は不安でしたが、実際にはこれらの時間も「働いている時間」として正当にカウントできるケースが多いです。
例えば、会社員の場合…
- 次のプロジェクトに備えて調べものをしている時間
- 会議の準備やプロジェクトの資料作成
- 新しいスキルを身につけるための研修
なども立派な「勤務時間」の一部ですよね!
つまり、自営業の「学習時間」に関しても、未来の収入や実績に繋がる大切な作業
だと捉えて大丈夫と私は解釈しました。
ちなみに、この解釈が正しいかについて
自治体に確認したところOKと返答をもらえました◎
※あくまで私の自治体の話なので、皆さんもご自身の自治体に確認することを推奨します。
就労証明書の書き方|つまずきポイント&記入例つき

この章ではいよいよ、実際に私が自営業として就労証明書を作成したときに、特に迷った前半の項目についてポイントと記入例をご紹介していきます。
就労証明書といっても、自治体によって異なると思うので、記入例として、今回はこちらの様式を参考にお話を進めていきます👇
業種
自営業にとって、「業種」の選択は最初のつまずきポイントになりがちです。
特に「自営業」などの選択肢が用意されていないことも多く、戸惑ってしまう方も多いはず。
✅ 記入のポイント
- 開業届に書いた職業・事業の概要から連想される項目があればそこにチェック✓
- 選択肢がピンとこなければ、【その他( )】に直接記入してOK
✍ 私の場合、事業の内容が「ライター」「デザイナー」「相談業」のため、
「学術研究・専門・技術サービス業」にチェック✓を入れました。
雇用(予定)期間
「雇用期間って、自営業にも必要なの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。
✅ 記入のポイント
- 【無期】にチェック✓を入れる
→ 自営業は雇用契約がないため「期間の定めなし」として「無期」にチェック✓ - 【期間】欄は基本的に空欄でOK
✍ 私もここは「無期」にチェック✓を入れて、期間の欄は空欄にしました。
本人就労先事業所
この項目では「どこで働いているのか」を記載します。
✅ 記入のポイント
- 屋号があれば、名称欄に屋号を記入、なければ氏名(フルネーム)でOK
- 住所(所在地)は自宅兼仕事場として使用なら、自宅住所を書いてOK
- 電話番号や連絡先の記入欄がある場合は、個人携帯でOK
→ クライアント用の連絡先が別途ある場合はそちらが尚よし
雇用の形態
「雇用の形態」といっても、自営業やフリーランスには“雇われている”という関係がないので、どこにチェック✓すべきか迷う方も多いと思います。
✅ 記入のポイント
- 自営業主の欄がある場合は迷わずそこにチェック✓
ない場合は、その他にチェック✓し、()内に「自営業主」と記載 - 業務委託契約などがあっても、法人に雇われていない場合は「自営業主」でOK
就労時間
「就労時間」は審査でも重視される項目です。でも、自営業って日によって働く時間がまちまちと迷う方も多いですよね。
✅ 記入のポイント
例で載せた様式の場合は、①固定就労と②変則就労で記載の欄が変わります。
①固定就労(働く時間や曜日が固定)の場合
- 働く曜日や祝日などにチェック✓
- 平日、土曜、日祝の欄にそれぞれ就労時間を記入
→就労時間は自分で決めてOK ※8時間労働にこだわらなくても大丈夫! - 一週/一月当たりの就労日数を記載
→月にもよるので、おおまかでOK 例:週5日なら月22日など - 前の項目を元に、合計月間時間を記入
→こちらも月によるので、おおまかでOK 例:月22日×8時間=176時間
そのうち8時間勤務では、時間休憩時間は1時間程度とるのが一般的
保育園を利用しない場合でも、土日祝も作業しているなら、その時間帯も忘れずに記載することでリアルさがUPし、信頼に繋がる可能性もあり◎
✍ 私は固定就労の欄にそれぞれ、記載しました。
項目が多いため、私の例はこの章の最初に載せた記入例をご覧ください。
ポイント:収入よりも「どれだけ時間を投資してるか」が見られる欄でもあります。
②変則就労(働く時間や曜日が不規則)の場合
当てはまる方の例:自宅保育中のママなど1日に複数回に分け作業をする方
- 不明確の中でも1番働く時間が多い時間帯を記入
- 月間や週間にチェック✓を入れ、おおまかな日数を記載
- 前の項目を元に、合計月間/週間時間を記入
両方に共通して言えることは、日数や時間はおおまかでOKということ。
ただし自治体の多くが64時間以上を目安に「働いている」というボーダーライン決めているように思うため注意!
就労実績
開業したばかり、もしくは準備中の段階だと「まだ収入がない」「仕事として実績が出せていない」と悩んでしまいますよね。でも、ここで大事なのは【今できていること】を正直に丁寧に伝えることです。
✅ 記入のポイント
- 「実績=収入」じゃなくてもOK
→ 無料相談・ポートフォリオ作成・案件応募などもれっきとした活動実績。
学習時間も【準備中の活動】として記載できます - 就労日数、時間は実際に作業していた時間でOK
- 迷ったら備考欄を活用
→ 例:「現在は開業直後のため学習を併用している状態です」など
✍ 私もこの欄はとても悩みました。でも、開業前から副業やスキル学習を続けていたため、無料相談や学習時間を含めてきちんと働いていた証拠として書くことにしました。
就労証明書は、肩書きや収入を証明するだけのものではありません。
「これからも働いていきます」という意思と行動を、信頼ある形で届けるための書類です。
あなたの今の状況や頑張りが、しっかり伝わりますように。
そして、安心してお子さんを保育園に預けられるよう、心から応援しています◎
収入がゼロでも、書類で信頼はつくれる

「まだ収入はないんですけど…それでも大丈夫でしょうか?」
私もこの言葉を何度、心の中でつぶやいたかわかりません。
駆け出しフリーランスって、やる気も時間も使ってるのに、
数字ではなかなか“働いている”って見えにくいんですよね。
だからこそ、伝える工夫が必要だと実感しました。
大切なのは、「今はまだ形になっていなくても、行動している」ことを伝えること。
審査で見られるのは“過去の実績”だけでなく、“これから”の姿勢です。
収入ゼロ=信頼ゼロではない!伝える工夫3選
- SNSやブログでの発信実績
→ 投稿頻度やテーマ、取り組んでいる内容を一覧にしておくと◎
→ 参考:インスタの投稿一覧、Xの発信記録など - 作業時間・学習時間の記録
→ ノートやスプレッドシートに「何をしたか」をメモするだけでも継続性の証明に - 無料相談や下準備の履歴
→ 有料じゃなくても、誰かのために時間を使った経験は立派な“仕事”です◎
【体験談】保育園審査を乗り越えたママのリアルな工夫

就労証明書は、ただ書類を出せばいいというものではなく、自営業としてどう伝えるかを意識することも、大切なポイントです。
私自身、退職を考え始めた頃から、保育園の継続に向けて何度も保育課に相談をしました。
振り返ると、退職を検討した段階から就労証明書を提出までに6回も電話していました!
これから退職を考えている方やまだ開業届の提出前でモヤモヤしている方は、
書類の準備だけでなく、まずは「相談してみる」という小さな一歩を踏み出してみるのもおすすめです。
「こんなこと聞いていいのかな?」と不安になることもあると思いますが、私が相談の際に意識した【前向きな伝え方】を次にご紹介します。よかったら、参考にしてみてください♪
相談で信頼されるために私が意識したこと
実は私、最初の電話相談では行き当たりばったりで相談してしまい、
見事に「それはダメです」と少しきつめの口調でお叱りを受け、その後すごく落ち込みました。
でも、その後は「伝え方がまずかったのかもしれない」と反省し、毎回カンペを準備し、できるだけ前向きな気持ちで伝えてみたところ、次の相談では、とても丁寧に対応してもらえました。
ここから私は、言葉の選び方ひとつで、相手の受け止め方が変わるということを改めて実感しました。
なので、皆さまにはそんな失敗してほしくない。
ということで、私と同じ失敗を繰り返さないためにも伝わる言い方と避けたい例5選を紹介します。
前向きが伝わる言い方と避けたい例、5選
①❌「収入ないんですけど、保育園に入れますか?」
→【理由】「働く気あるのかな?」「保育園が第一目的では?」と思われやすい。
→【改善例】「今はまだ準備段階ですが、仕事として継続していくために保育が必要です」
②❌「まだ開業できるかわからなくて…でも入園は続けたくて」
→【理由】曖昧な印象で、“本当に働くつもりがあるのか”を疑われやすい。
→【改善例】「開業を具体的に準備中で、◯月には届を出す予定です。必要な書類も整えていきたいです」
③❌「どうせ自営業は不利ですよね?」
→【理由】相手を責めているような印象になり、壁を感じさせてしまう。
→【改善例】「自営業でも認められうよう、必要な準備をしたいのですが」
④❌「とりあえず書類出せば通りますよね?」
→【理由】軽い印象になり、「この人わかってないな…」と思われやすい。
→【改善例】「通過には何が大切か、事前に把握しておきたくてご相談しました」
⑤❌「よくわからないんですけど、とりあえず教えてください」
→【理由】丸投げに感じられやすく、相手の協力姿勢を引き出しにくい。
→【改善例】「自分なりに調べたのですが、確認したい点がいくつかあって…」など、調べた姿勢を見せると印象アップ。
事前の相談は、不安を減らすだけでなく、信頼を積み重ねる機会にもなります。
「まだ準備中だけど、しっかり進めていきたい」そんな思いを言葉に込めることで、
きっと相談もスムーズにいくはずです◎
まとめ|自営業は「ずるい」を乗り越えるのは伝える力

「まだ稼げてないのに、保育園を使っていいのかな」
「本当に働いてるの?って思われてそうで、堂々とできない」
私も、そんなふうに思っていた時期がありました。
特に開業したての頃は、実績や数字がなかなかついてこなくて、
就労証明書を出すことさえ、不安でいっぱいでした。
でも、それでも私は、やってよかったと思えることがあります。
それは、自分の「今」をごまかさずに伝えようとしたこと。
そして、「これから働いていく意思」を書類や行動で少しずつでも表現したこと。
書類は、完璧でなくてもいい。
むしろ、「この状況で、ちゃんと取り組んでいる」という誠実さがにじんでいれば、
きっと伝わっています。
私たち自営業の働き方は、まだまだ理解されにくい部分も多くあります。
でも、それを言葉にして、形にして、少しずつでも伝えていくことで、
“ずるい”なんて言葉に負けない、自分なりの信頼の積み重ねができるはずです。
あなたの働き方は、あなたにしか築けないもの。
だからこそ、自信をもって、一歩ずつ進んでいってほしいと思います。
今のあなたにできる精一杯の「伝える力」が、きっと未来を変えてくれます。
あなたの一歩を応援できる記事になっていたら幸いです🍀